日常

唐突に横浜に行ったことは
https://out-of-sound.hatenablog.com/entry/2019/01/29/172815
結局すぐに夫に告げた。
夫はゲラゲラ笑って、「夜までゆっくりしてくればよかったじゃない」と言った。
違うんだよ。日常を壊すのは違うんだよ。それやったら、戻ってこられなくなっちゃうよ。

晩ごはんは中華街で買った干しエビでヤムウンセン。あとはご飯炊いてアジの干物焼いて食べた。

追悼

昨日,橋本治が亡くなった。
私はこの人に触発され背中を押されて今の仕事をしているところがあり,今年はそこをより直接的に考察した文章をまとめて某所に出す予定だった。
間に合わなかった。
なにをすればいいのかまだわからない。

追悼せねばならない人がいるのだ。
以下,去年の9月に書こうとして,下書きで止まっていた文章に追記して掲載。

      • -

渚ようこさんが亡くなった。

ない答えを探している。

横浜アリーナでのカーテンコールで、舞台下手に野宮真貴、その後出てきた渚ようこさんが上手、剣さんがようこさんの手を取ろうとした時の、びっくりしたような様子がずっと心に刺さっていた。それが何ということではないけれど、あれだけ美しくとも、最後まで居場所を探しているようだった。

「マージナルな世界にいてそれを体現する人はふと早世することがあります」という我が師の言葉を思い出す。此岸に居ることへの戸惑いの瞬間を垣間見る。

これはちなみに米原万里さんについてやり取りしていた時に聞いた言葉。「同時通訳とは言葉の神に仕えるものである」。米原さんも、渚さんも、ナンシーさんも、生きる指針となる女性はみんな、あっという間にいっちゃった。

          • -

もうひとつ,これも。

          • -

昨日より、なんと申し上げればよいかずっと考えておりました。
ようこさんとCKBが共演したステージを幾度か拝見しました。ゴールデン街のお店へも何度か伺いました。

24日の横浜アリーナで、数年ぶりに生の歌声を聞き、天に届くような研ぎ澄まされた発声に、丁寧に音を紡いでおられる様に慄きました。その一方で、どこか常に恥じらいがあり、その揺らぎがとても魅力的で、勝手なシンパシーを抱いておりました。

これからもCKBの音楽や剣さんの歌声とともにあってほしいと強く願っていました。

生き方のお手本として、いつも心の片隅にいてくださったように思います。本当にありがとうございました。

韓国 その3

ソウル3日目。帰国日。13:50にWooさんが迎えに来て空港へ向かうことになっている。それまではフリー。

 

朝の明洞を抜けて,

 

20分ほど歩いて乙支路へ。

乙支麺屋で平壌冷麺を食べたのだ。

じわーんとくる淡いけれど舌へ丁寧に呼びかけるようなお出汁。

麺は,コシがあるけどやわらかさもある。お出汁と麺の蕎麦の香りで重層的に完成される味。薬味のネギも,乗っている豚もおいしい。

コップに入っているのは,蕎麦湯。

 

乙支路を少し歩く。このあたりは建具や建築資材のお店が多く,見ていて楽しい。

なぜだかわからないけれど,行ったこともない中東の街の風景が頭に浮かぶ。

大陸というか,シルクロードの感じがしたのだと思う。

 

明洞に戻って,

 

 

ツアーに付いていたクーポンを使って全州中央会館で石焼きピビンバ。

冷麺を食べてから1時間ぐらいしか経っていないけれど,すいすい食べてしまいました。旅のテンションと,韓国料理の軽やかさの為せる技。野菜が多いし。パンチャンで味変できるのも大きい。

 

人の顔立ちも似ていて,街の作りも似ているところがたくさんあるのに,何が書いてあってそこに何があるのか全くわからないのが不思議。平行世界に迷い込んだみたい。

時折書いてある漢字が頼み。我々をつなぐものもある。

それにしても文字はすごい。ハングルを作った世宗が韓国の人からとても敬われているというのはよくわかることだ。

明洞を歩き回って,ハーモニマートで冷麺やラーメンなどの食料品や石鹸などのお土産を買う。

 

いよいよ,金浦空港へ。

夫が車酔い対策で早々に寝てしまったので,漢江の写真をたくさん撮る。部分的に凍っていた。

さようなら韓国。ありがとう漢江。

 

金浦空港の映画「イイネ!イイネ!イイネ!」ゾーン。

また来るね。

 

 

韓国 その2

ソウル2日目。

この日は一日,ガイドさんと観光。昨日空港に迎えに来てくれたWooさん。我々夫婦に一人でついてくれる。

 

9時にホテルロビー。

まずは景福宮へ。

広くてきれい。前に来たときは,また旧総督府があった。

あらためてこうやって復元されて,歩いて回れてよかった。

 

儒教の思想に基づいた君主とお妃の居住空間の分け方,オンドルのしくみなど知る。

 

衛兵の交代を見た。

 

その後,宗廟へ。

歴代の李氏朝鮮の君主の位牌が収められているところ。

体と魂は別,ここ宗廟には,高名な君主の魂が祀られている。

李氏朝鮮の皇室の末裔の方たちが年始のご挨拶に来ておられ,御簾が上がっているところが見られました。

 

 

体と魂は別に祀られるということ,あらためて話を聞くととても興味深い。

宗廟は,世界遺産ということもあり,入場が時間ごとに管理されている。各国語のガイドが定期的にグループを案内していく形式。日本語ガイドの女性,とても美しい日本語を使っておられました。説明も丁寧でわかりやすい。宗廟という場にふさわしいと感じました。

 

お昼は明洞に戻って,ホテル近くの大韓参鶏湯へ。

我々夫婦とガイドさんの3名以外は近隣のオフィスで働いていると思われる人たちばかり。さすが地元の人に人気なだけあって,とても美味しい。

鶏の身をほぐして,塩につけながら食べる。私は塩なしで十分,高麗人参やナツメや,そういったものの香りと鶏のスープだけで十分おいしかった。日本のご飯,やっぱりしょっぱいね。最後にそうめんも入れて完食。どこのお店でもパンチャンに玉ねぎの醤油漬けが出るが,それぞれに味が違って面白い。キムチも。

 

青瓦台を車で通り過ぎる。青,あんなに鮮やかだったか。

 

北村へ。

韓国の街の色味。いつも夕暮れみたいで悲しさと地の底から湧くような力を感じる。

 

仁寺洞。

楕円のお皿,小さな鉢,刺繍の入ったポーチを買う。

 

ツアーのお定まりのロッテ免税店へ。3CEのリップを買う。gentle monsterのサングラスがよい。

 

一旦ホテルに戻って,

地下鉄で馬場洞へ。

 

龍門チッで焼肉。日本のように下味はついておらず,肉の旨味甘みだけで食べさせる。

おいしい。生レバーとセンマイの盛り合わせをお代りする。サンチュもどんどんついてくる。ユッケもおいしい。広蔵市場で食べたものよりもあっさりとしている。

 

夫がジョンを食べたいというので,この日も広蔵市場へ。

どうして昨日食べると言わなかったのかと聞くと,「見えてなかった」。

多くの屋台の店先にたくさん並んでいたのに,目に入ってなかったらしい。あなたそういうとこあるね。

ちなみに,韓国語のジョンの発音は難しく,ガイドさんに「ジョンを食べたい」というと全く通じなかった。お手本の発音も聞かせてもらい,何度も練習したけれど,結局マスターできず(さいごにthの発音のように舌を歯で挟むことだけ分かった)。屋台では指差しで注文する。餃子も頼む。どちらも軽くて美味しい。

韓国料理,軽さと香りだな。日本にいると,濃くて辛いものばかりフィーチャーされる。以前に2回韓国に来たときは,すべて無味のように感じたけれど,今回は香りと食感の豊かさをキャッチ。私が変わったのかもしれないけれど,今回の旅で初めて,自分で歩いてお店を見つけて食べているというところも大きいと思う。これまでは大型バスで知らない人たちと大勢で大移動,みたいな旅ばかりだった。どこでもありがちだけれど,大人数ツアーのお仕着せの料理はそれなりであることが多い。

 

お店の人がしきりに「ナガノ,ナガノ」というので行ったことがあるのかなと思っていたら,芸人の永野がお店に来たことがあるという話だった。(写真が貼ってあった。)

お久しぶりです。あまりテレビを見ないからわからないのだけど,いかがお過ごしですか。

 

ホテルに戻ると,夫はすぐに寝てしまった。私は外を見ながら,昨日広蔵市場で親切なカップルにもらったみかんを食べた。実が締まっていて,酸味があっておいしかった。

韓国 その1

年始に韓国へ行った。

ソウル,2泊3日の旅。

 

韓国は3回目。ソウルと釜山に行ったことがあったが,今回の旅は全くイメージが変わる面白い旅だった。

 

お昼ごろに金浦空港に着く。ガイドさんが迎えに来てくれ,ホテルまで1時間弱のドライブ。夫は早速車酔い。運転手さんからJALの免税店の袋を「高級な袋」と渡される。幸い使わないうちに明洞のロワジールホテルに到着する。

 

チェックインしてフリータイム。歩いていける南大門市場へ。

相変わらず,パワフルな露天の数々。夫はカバンにタックルされていた。ひったくり注意。

15時ごろ,粉食通りへ。ピビンパやカルグクスが食べられるお店が並んでいる通り。入り口のドアを開けるなり左右から客引きのお姉さん方。夫はびっくりして一度ドアを閉めていた。気持ちを立て直して再びドアを開ける。腰を掴まれ椅子に座らされそうになるが,気を強く持って奥へ奥へと進む。夫は優しいので入らない理由をいちいち説明している。

どこにしようかと迷っていると,夫の腰元をバシバシ叩く人。またもや客引きかひったくりか,と警戒すると,夫の同級生のお母さん。そのまま同じ店でピビンパと冷麺とカルグクスがセットになったものを食べる。(ごちそうになってしまった。)

ここで食べたピビンパの鮮烈さ!生の野菜ともち麦?かるいご飯と韓国海苔の香り!ピビンパのイメージが一気に変わる。こんなにフレッシュで香り豊かなものだったか。

カルグクスも,優しいけれどしっかり美味しいお出汁に心底驚く。日本のご飯,しょっぱいね。

粉食通りから出ると,先ほどまで衣類の露天が並んでいたのが,食べ物の屋台にすっかり入れ替わっている。店先でトッポギを食べる。これは辛い。(今回の旅で唯一辛くて濃い味だったー意外な結末。) 

 

その後,地下鉄に乗って東大門市場へ。韓国の地下鉄はプリペイドがメイン。都度都度買うこともできるけれど,改札を出るたびにデポジット分を払い戻さないといけない。券売機も,慣れていないと難しい。(何度も買っているとすぐに覚える。)

ドゥータやミリオレを見る。大量の衣服。

歩いて広蔵市場へ。スニネピンデトッへ入る。ちょうど行列の切れ目に入れた。

隣に同世代からちょっと年上(40代半ばぐらい)のカップル(夫婦?)がいて,おすすめメニューを教えてくれる。 「from Japan?」と聞いた上で。ユッケもチヂミも生ダコも食べたい,というと,「Too much!」と,チヂミと生ダコだけにするよう勧めてくれた。お勧めのマッコリの銘柄も教えてもらう。

注文を終えて,安心したようにカップルは帰って行かれた。私と夫に,みかんを1個づつくれて,ずっと手を振ってくれた。ありがとう。忘れません。

チヂミ,さくっと軽くてとても美味しい。生ダコも。

ちょっと食べて足りなくて,せっかくのご助言があったのにユッケとキムパッを追加してしまった。ユッケ,梨と合っておいしかったけど,確かに頼みすぎた。

 

屋台を回ってみる。回っているとよくわからなくなって,地元のおじさんばかりのお店に座ってみる。

マッコリと,腸詰めと,酔い覚ましホルモンを頼む。

マッコリ,となりの気のいいおじさんがおごってくれる。ありがとうございます。

腸詰め,お皿に山盛り。食べきれず持ち帰る。

 

ホテルの部屋は,ソウルタワーが見える良い部屋。

お風呂に入って,アイドルオーディション番組のようなものを見て寝る。

 

横浜へ

 

一日休みになったので,ふと思い立って横浜に来た。

横浜へは,成人式の連休でも来たから(大さん橋ホールでのSKA-9と剣さんやらバラカン鈴木茂やらが出るイベントを見た。仕事もした。),今月2回め。

気持ちが本当に弱っていて,力が欲しかった。

 

中華街,横濱バザールの横の徳記が閉店してしまうという話を聞き,慌てて食べに来た。無くなってしまう前に。

11時50分ぐらいに着くと,「12時ヨリ」という札が下がって無人の様子。

關帝廟でお祈りして待つ。久しぶりに500円を払って中に入って,膝をついて夫や私の今後の無事を祈っていたら,なんだか泣きそうになってしまった。関羽様,どうかお力をください。

 

12時を回って再び徳記の前へ。やはり店内に人気なく,電気もついていない。回転を待つ人数名。

室外機を見て,「エアコンは付いてるから人はいる」と探偵のようなことを言うおじさんもいたが,その人は早々に見切りをつけてどこかへ行ってしまった。

私はここに来るより他に目的もなく朝に飛び出してきたので,待つしかない。

10分ほどして,中からお母さんが出てきて迎え入れてくれた。

座るなり注文する常連さん。私はおたおたしてしまって,「言ってください!」とピシャリと言われる。だけど,注文は耳を澄ましてしっかり聞こうとしているお母さんの,うさぎのような横顔が見えて,ほっと安心する。

とんそくそばと,しゅうまい。

豚足は甘めの味付け,ふんわりと八角の香り。お箸でほろほろとくずして食べる。

お母さんは,こまめにお茶を差しに来てくれる。「この麺をこっちに入れて食べるの!それが美味しいんだから!これをこっちに入れちゃだめよ!」。

麺のスープはきれいなガラとお醤油の味。これを壊すのは確かにもったいない。

豚足を食べ,麺を食べあげ,スープも全部いただいて帰る。

「ごちそうさまでした」と告げるときにも,ピッと耳が立つ。こんなに耳を澄まして言葉を聞いてもらったことってここ最近はないなあと,やはりまた泣きそうになる。

 

その後は,中華街をウロウロして食材やお菓子を買い込む。夫には横浜に行くとは言わずに家を出たので,おそらく職場に出ていると思っているはず。でも一緒に酸梅湯飲みたいなあ。どう言おうかなあ。

 

スージーウォンは,閉店の札。お昼休みかなあ。

 

山下公園でゆっくりとコーヒーでも飲もうと思ったけれど,あまりの強風に断念。

元町へ避難。

FUKUZOで手袋,喜久屋でラムボールを買っておのぼりさんを満喫。

 

中央病院を見て,

 

帰りたくない,帰りたくないよ。

わたしはこのまま

横浜の子になりたいよ。

 

ゴージャスについて

今日は朝からドタバタ。忘れ物したと思って隣の棟まで戻って、よく探したら持っているカバンの中にあって、意味もなくまた引き返す。30人を待たせてしまった。

その後はぼちぼち。

f:id:out-of-sound:20181218204607j:plain

夜はCKB@ビルボードライブ大阪。第2部に行きました。

f:id:out-of-sound:20181218213344j:plain
カジュアル席からの眺め。

大映スターパレードから始まって、剣さん登場。のっさんのマイクを奪い、テツニのマイクを奪い、自分のマイクにたどり着いて歌う。
クレイジーキャッツやドリフ的な、演奏がバチバチにできてコミカルにも動ける人たちの洒落たステージ。
流石ビルボード、音が粒立ってきれい。

以下印象に残ったこと。
・「シャンタン」。ハーモニーの美しさ、ギターの孤高。
・遠くにメット被った人影。「ちょけたやつ!」と思ったら剣さん。「あるレーサーの死」でした。ちゃんと二杯目は頭に被る。
・アイシャちゃん歌うまい。

一時間半、23時ごろまでのステージ。

近所で味噌ラーメン食べて帰る。